![下諏訪のイケてる店主巡り その2〜ninjinsan](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/e1b839d6d10d0a19652b76dbec2371cf-642x335.jpg)
「下諏訪のイケてる店主巡り」 その1〜タロウ珈琲弐号店からの続きです…
「キサさん、下諏訪のイケてるお店、紹介してください。」私(筆者)
「それならninjinsanのやっちょさんに会うといいよ!」キサさん
「ニンジンサン?」
ということで後日、ninjinsanに行ってみることに。
タロウ珈琲を出て、湯田坂を上って右手に下る道「衣紋坂」の途中にある「ninjinsan」
水色の外観が目印だ。
![画像2-1 外観](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/8232a4d0a314c98881462658ffff3596.jpg)
店内に入ると見たこともない数々の商品が並んでいる。
![画像2-2](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/e1b839d6d10d0a19652b76dbec2371cf.jpg)
そう、古道具屋さんである。
私「どんなものが置いてあるのですか?」
「縄文から平成まで、キティちゃんから日本刀まで。まぁつまり何でもってことだね(笑)」そう語るのが店主の通称“やっちょさん”
取材に訪れた日は、近所のカフェ「エリックスキッチン」のご夫妻が来店されていた。
![画像2-3](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/1bd435c62e5d478ff8593a532aed022d.jpg)
さて、取材させてもらおうかな、と思っていると…
たまたま下諏訪に遊びにきていた方と何やらお取込み中。
その方はヒーリングライアー※の奏者のようだ。
※ヒーリングと瞑想に特化した弦楽器らしい。
実際にその方が弾いて、やっちょさんが体験されている。
![画像2-4](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/e00ffe92088d1b3929508e1c71cb1eb8.jpg)
何やら態勢が変わり、まだまだ続く様子。
![画像2-5](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/1992357ad9f51ac22c9dac10c334abca.jpg)
体験後、「かぐや姫が月に帰った気持ちがわかりました」とやっちょさん
もう何が何だか訳がわからないが、とにかくやっちょさんはヒーリングライアーに興味深々。
結局この日は取材ができず…
しかしそういうところが、筆者がやっちょさんを愛する理由の一つ。
やっちょさんは好奇心旺盛で、お客さんの話をとても熱心に聞く。
仕事上の建前で聞くのではなく、目を輝かせて、いつも本心で聞いている。
その気持ちはどこから来ているのだろうか。
下諏訪の過疎化が進み、まちの商店がどんどん潰れていく中、
「下諏訪に新しいカルチャーをつくりたい。」
そして『「地元でもお店が開けるんだ!」と若い人に選択肢を持ってもらいたい』
そんな想いで足かけ6年、3年前にninjinsanをオープンさせた。
古物商の仕事はインターネットのほうが利幅も効率もいいが、やっちょさんは店舗営業にこだわる。
そして2階は個展スペースになっており、これまで中学生から80代の方まで個展を開いているという。
今では学校帰りに立ち寄る小学生がいたり、「また帰ってきます!」と東京に旅立つ高校生がいたりする、とやっちょさんは喜んでいた。
まちや人への強い興味・関心はそういった想いから来ているのだろう。
私「何か一つ、面白い商品を紹介してもらえますか?」
やっちょさん「う~ん。いいのがあるよ!」やっちょさん
![画像2-6](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2018/02/16f535ff07176a505ec0d62553ada396.jpg)
私「なんですかこれ」
やっちょさん「恐竜のうんこ!」
縄文時代を遙かに遡っていた。
ninjinsan
住所 長野県諏訪郡下諏訪町3190-14電話 070-1456-2223
営業時間 13:00~19:00
定休日 火曜、水曜(臨時休業アリ)
駐車場 無
![小口正史](https://shimosuwa.com/wp/wp-content/uploads/2017/10/image1.jpg)
小口 正史
下諏訪町出身。中学生以降、静岡、群馬、大阪を渡り歩き、信州下諏訪町にUターン。家業の旅館を手伝いつつ、地域内外の人に諏訪を楽しんでもらう活動「諏訪ジャーニー」を立ち上げ、観光振興やまちづくりに取り組んでいる。