2017年、私(筆者)が下諏訪町にUターンしてきた際、「今このまちにはどういう人がいるのかな?」とまち歩きをしながら探している時期があった。
実際に私が体験した“イケてる店主”に、“イケてる店主”を紹介してもらうまち歩きをご紹介。
最初に訪ねたのは、諏訪大社秋宮から中山道沿いを西に進んだ先の湯田坂(ゆだざか)を少し下った右手にある「タロウ珈琲弐号店」
外観は古民家の趣を感じる。
中はカウンターが6席、テーブルが3つ。
店主のキサさんは大阪からの移住者で、まちにも溶け込んでいて、地域の老若男女に愛される気軽に話せる関西の女将というイメージの方。
まず店名だけを聞くと、「昼営業のカフェかな」と思ってしまうのだが、ドイツビールとドイツソーセージが名物のお店である。営業は夜のみ。
「なぜソーセージとビールなの?」
それはキサさんのこれまでの経緯に隠されている。
彼女は日本で2番目の女性海外サッカー留学経験者。
まだ「なでしこジャパン」なんて言葉がない時代に武者修行をしていた。
留学先はドイツ。そこで出会ったのが…
その先はお店で聞いてほしい。
下諏訪の飲食店は外から中が見えないお店が多くて、一見入りづらいが、思い切って入っていただきたい。
地元の20代の若者から町内会のおじいちゃんまで、幅広く愛されている理由がわかるはずだ。
私も友人を連れてよく訪れる。
私「キサさん、自撮りで撮って!」
タロウ珈琲弐号店
住所 長野県諏訪郡下諏訪町3447
電話 0266-55-7539
営業時間 18:00~24:00
定休日 日曜日・月曜日(不定休あり)
交通情報 JR下諏訪駅から徒歩10分
駐車場 有り(3台)
小口 正史
下諏訪町出身。中学生以降、静岡、群馬、大阪を渡り歩き、信州下諏訪町にUターン。家業の旅館を手伝いつつ、地域内外の人に諏訪を楽しんでもらう活動「諏訪ジャーニー」を立ち上げ、観光振興やまちづくりに取り組んでいる。